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気分を変えて お客様からの製品リポートをお届けいたします、これだけ事細かに書いていただけるとそれは非常に恐縮などというものではございません

報告が遅くなりましたが、ディーレンミニの感想を送ります。
ヘッドシェルにディーレンミニHを貼って聴いてみました。
まずは、カートリッジ ビクターのMC-L1000、ヘッドシェル フェデリックスMITCHAKU-Aの組み合わせ。
プレーヤーは自作の積層キャビネット、アームはサエクのWE-407/23です。ヘッドシェル上面のなるべくカートリッジに近い位置に貼りってみました。
貼らない状態では、非常に鮮烈ですが少し響きが過剰かもしれない感じもありましたが、貼ってみると落ち着いたハイファイサウンドという感じになりました。
高音もしっかりしているのですが、多少抑圧的なところもあり物足りないようにも思えます。
ふと小さいEの方ではどうかと張り替えてみたところこちらの方が押さえすぎの感じも無く、響きの強さもほどよく、バランスのいい音になるように思いました。
好みからすると貼らないか、貼るならEの方という印象。
次にカートリッジ オーディオテクニカ AT-OC9/III LTD ヘッドシェル AT-LH13/OCCの組み合わせ。
プレーヤーはKP-1100、ヘッドシェルの上面、カートリッジの真上あたりにHを貼ってみたところ、やや目立っていた中高域の硬質さが落ち着き、オーソドックスで心地よさと浸透力のあるハイファイサウンドという感じになり、こちらはなかなか良い感じだなと思いました。
さらに数日後に聴いてみたところ、音離れが良くなって分離感と音場が広く感じられ、SN比が良くなったためか音像のにじみが減ってコントラストが向上したように思えました。微細な響きやニュアンスも一層聞き取れるように思います。。
好ましい変化と聞きましたが、その反面中高音の明るさつややかさが若干地味になり、どこか物足りないようにも思われます。他が良くなったのでそう感じたのかもしれませんが。
ディーレンミニをカートリッジに使った結果は以上ですが、せっかくなので、サンシャインの電源ケーブル、スピーカーケーブル、RCAケーブルを当方の環境で使ってみた結果もレポートします。
すでに売り上げも好調のようで、今更感想など蛇足を連ねるまでもないことかもしれませんが、これも1ユーザーの声ということでお読み捨て戴ければと思います。
なお、なるべく正確な報告をということで、いずれも最初に聴いた当日か数日中に心覚えに記したメモや友人へのメールを参考に書いています。

電源ケーブル
まず一本注文して聴いてみました。接続箇所はプリアンプ(C-2410)。それまでは付属ケーブルから交換したPC-Triple C線材3.5スケアの自作ケーブルで聴いていました。
まずは素の状態でと思いTMDなどの端子への処理はせず、パンドー29Dでクリーニングしたのみで接続。

最初に、CDのバロック・ヴァイオリンによるバッハなどのソロ曲を聴いてみたのですが、音の透明感、繊細な解像度、何処までも伸びきっているような高音の美しさにびっくり。
録音もあるのかもしれませんが、音に気品があるのも印象的でした。質感が精妙に再現されるからでしょうか。こういうところは確かに30万円クラスの高額品に匹敵する器があるのかもしれません(そんな高額品を聴いたことはありませんが)。しかも色づけが無い。
「癖が無い」と進藤さんのブログにありましたが、癖どころか音が硬いとか柔らかいとかいう次元を超えて「無」という感じです。
ただ録音のあるがままに寄添って、全ての情報を生かし切っているような感じがあります。
プリアンプの電源ケールを変えただけでこれだけ違うのですから、感心しました。
ぶっちゃけプリアンプ辺りで使う場合は大差ないかもしれない、と思っていましたが、自作ケーブルは完全に負けました。
スピーカーケーブル
これまでは、PC-Triple Cの2.6φFケーブルをSPケーブルとして使っていました。引き締まった音像、低音の力感、高域が伸びて解像度の高い音が気に入っていました。

サンシャインSPケーブルの外見は、電源ケーブル同様ブラックで、シンプルな印字があるだけ。正直家電製品付属の電源ケーブルのように見えます(笑)
HES処理のために、柔らかでしなやかな感触。ただ、電源ケーブルに比べると少し外皮に反発力を感じるような気もします。

外皮、芯線皮ともに、柔らかで作業はしやすい。端末処理はせず裸の状態で接続。方向性の表示はなく、どちらでも良いのかもしれませんが一応印字の流れに合わせる形でつなぎました。
アモルファスチョークコイル等は使わずに接続。

まずは、パニアグワのタランチュール~タランテル(SACD盤)を聴く。ケーブルを変えた直後の印象は、ちょっと細身になったかな。というもの。音の立ち上がりのエネルギー感、切れもやや負けているような。中高域はクリアーで、かなり良い。

15分くらい鳴らしていると、一層透明度が上がり、伸びやかさと張りが出てきました。切れも出てきて、打楽器群、例えばカスタネットなども素材の木の堅さが感じられ、耳に痛く思えるほどに切れが出てくる。細身という感じはなくなりました。
ただし低音の力や厚みは今ひとつ出ていない感じ。

その後もクラシックの優秀録音CD、エソテリックのジャズ(SACD盤)などを聴きましたが、時間がたつにつれてエージングが効いているのかどんどん良くなる。
定位の高さと広がりも出るし、シンバル、ベルなどは非常に鮮明かつ繊細で、響きの余韻も高解像度フィルムを見ているようによく聞こえる。低音のエネルギーも徐々に出てきました。

全体としては情報量が非常に多く、Fレンジが広く、音が瑞々しく、音像が立体的で奥行きもあるし前にも出てくる。解像度が高いのに色付けが感じられず、硬さもなく自然なのも印象的。このあたりは電源ケーブルと同じ印象。

分解能も高く、録音にもよるが合奏でも奏者一人一人の表現が聞き分けられそうにも思えるほど。
電源ケーブルの時にも感じたが、音の出方が根源から変わったかのようにも思える。
録音と機器のポテンシャルを極めてよく引き出してくれるケーブルではないかしら。

RCAケーブル

初めて聴いた時のメモより。
なお、最初の一ペアをつないだのはプリとパワーの接続だったと思います。

「あらかじめTMD処理。ピンはアース側がやや寸法小さめの感じで、差し込むのにけっこう力を入れる必要があった。ゆるすぎるよりはいい。

微小信号の多さに驚く。倍音などの情報量がすさまじい。のびのびとした出方で音場も広い。それでいて癖や強調感がないのでどんな音でもスムースに鳴らし切る。そのためもあるのか、本質的な品位の高さを感じる瞬間が多い。

解像度が非常に高いが、強調感はない。細かい音まで明確に聞き取れる。
固くもなく柔らかくもなく、録音や楽器の本来の音をあるがままに表出させる感じ。機器同士をダイレクトにつないでくれるような気持ちになる。

音場の奥行きもあるし、手前にも出てくる。
素晴らしいケーブルだと思う。」

レコードやデジタルディスク数枚をじっくりと聴き終えた後、現用していたPC-Triple Cの10万円台ラインケーブルを(サンシャインから未発売のバランスケーブルやフォノケーブルは別として)すべてサンシャインのケーブルに交換することに決めました。
個人的にはこちらの方が優れていると感じたからです。

電源ケーブル、スピーカーケーブルがサンシャインへという「線材をそろえた総合的効果」もあるのかもしれませんが、RCAケーブルがひときわ変化が劇的だったと感じました。

感想としては以上となります。お粗末様でした。

ところで、新製品のスパイラルエキサイターは興味津々で注目しています。元々高音質のサンシャインケーブルが、このシールド(&スタビライザー?)でさらなる高音質・・・になるのかどうか、非常に楽しみです。

まだまだ寒い日が続きますが、コロナの騒動もある折からくれぐれもお体をご自愛くださいますよう。今後も貴社のますますの発展を心より願っております。