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今日は何を と思いましたが、先日ショパンのピアノソナタ第三番の話をしたところ、結構反響があったもので調子に乗ってさらに音楽談義 ということで

では他に進藤の好きはピアノ曲は と言われたら、ベートーベンのピアノソナタ第31番   まあこれはクラシックファン以外は全く聴く必要のない曲でベートーベンのソナタといったら8番の悲愴 14番の月光 23番の熱情の三曲が三大ソナタということで傑出して人気があります。しかしこれらが好きというのもあまりにも当たり前すぎるのである意味こじつけで31番が好きと言っているまでです。ちなみに31番のキャッチフレーズは晩年のベートーベンが深みの境地に達した傑作  要はシブい曲です、ベートーベンはピアノソナタは32番まで書いていてしかも32番は未完で終わっているので完成形は31番までで本当に晩年も晩年です。

それでベートーベンのピアノソナタだとバックハウスだのギレリスだのリヒテルだの過去の大ピアニストたちの演奏がもてはやされていて、しかし決定版とされているのは1970年代に録音されたマウリツオポリーニの演奏にとどめを刺しますが、いずれにしても録音が悪い、ピアニストを聴くならそれらはありですが、こっちは曲が聴きたいのです、録音は極力よくてテクニックも不足がないこと、そうなるとワタシの愛聴盤は 内田光子 さんの盤で決まり。 ただしネットにも流れているグレングールドの放送用の映像を見るとこれはもはや 神 レベル!!
しかしグールドの正規録音盤はそうでもない、しょせんライブだから張り切っているのか とおもいきや、ベートーベンで三大ソナタの次に有名な17番のテンペストという曲ではやはりグールドの放送用の映像が残されていて神がかった演奏をしているが、正規録音盤ではもっとかっとんでいる、いやこんな演奏を受け入れてしまったらもう他のピアニストの演奏はつまらなすぎて聴けない というのがグールドのすごさだろう、本当にこれほど賛否両論の分かれるピアニストは全くもって存在しないですが支持者は多いです。バッサリと否定する人も多いです、結論ステキすぎます、ワタシもそうなりたいです・・・・

とうことで本日のお題はワタシの好きなピアノ曲 というより グレンルールドに完全にハマってしまった・・・・ と。ただ、グールドはバッハ弾きの第一人者だがワタシはバッハは聴かない、バッハなんてのもはクラシック音楽の玄人中の玄人が好き好んで聴く作曲家だ!! 逆にバッハも聴く、アイドルも聴くなんて人がいらっしゃったらそれは音楽的感性の一番すごい人のように思います。でも弦楽四重奏を好む、でもももくろも聴くなんて人がいたらああでもきっといそうです、そういう人ほど理性的で紳士でギャグセンスもよいのだと思います、音楽的にいえば弦楽四重奏やバッハ、とももくろとかAKBとの距離が一番遠いように感じます。ちなみにワタシ、クラシックファンを自称しておきながら弦楽四重奏は全く聴きません、こんな刺激のない音楽が他にあるのだろうか?これとかオペラの映像を見ないで聴ける人、そういう人は本当にクラシック通のように感じます、ジャズはこれはこれで濃すぎる世界のようでワタシのような素人がかたれる世界ではないと思いますが、マイルスデイビスのそーファットは感動しました、かっこよすぎます。あとコルトレーンのサックスがよくCMで流れますがステキだと思います、クラシックの特にプロの多くがジャズを否定していますが、もちろんジャズが好きなクラシックの大御所もいます。あのマルタアルゲリッチも師匠とあがめるフリードリッヒグルダ先生が最たる人でしょう。

ということでよい音楽にジャンルなどない、あとは好みだ と思う次第です。自分の好きな音楽が人に否定されてもそんなの余計なお世話サマー という感じではないかと・・・・あと、好きな音楽は周りにどこか押し付けたいようなところはまあまあご愛嬌ということでお許しを という感じです